相続をわかりやすく解説「進撃の巨人」エレンの異母兄弟相続

相続をわかりやすく解説「進撃の巨人」エレンの異母兄弟相続

相続で異母兄弟に非嫡出子がいる場合の相続事例

相続をわかりやすく解説するシリーズです。

今年の4月、「少年マガジン5月号(講談社)」にて、「進撃の巨人」がついに完結してしまいました。
筆者の中では今年完結した漫画の中で一番愛読していた漫画だったので、少し複雑な気分です。

「進撃の巨人」は、2009年9月に連載が開始し、アニメも放送され、映画化もされました。
ストーリーの斬新さから、社会現象にもなった時期がありましたが、連載11年半で完結した形となります。
最終巻となるコミックス34巻が6月9日に発売され、各メディアで大きく取り上げられたこともあり、発売当初は各書店で在庫薄の状態がしばらく続きました。

筆者にとっては好きだった進撃の巨人ですが、
実は主人公エレンには異母兄弟のジークがいて、
非嫡出子がいる場合の相続事例
として、非常に参考になる家族関係となっています。

そこで今回は、完結したての進撃の巨人の登場人物をモチーフに、相続についての情報発信をしたいと思います。異母兄弟のいる相続

相続の登場人物紹介

今回の事例で、相続の関係者となる登場人物を紹介します。

主人公エレン

作中の主人公エレンは、「進撃」の巨人の力を使うことができます。
この力ですが、エレンの父であるグリシャより継承した能力となります。
エレンは、父グリシャと母カルラの間で、壁内で生まれました。
初めて巨人が壁内に侵入した時、
目の前で母カルラが巨人に捕食(殺)されてしまったことがきっかけで、
巨人を全て駆逐したいと思うようになります。
巨人への憎しみは数年経った後にも消えることはなく、
調査兵団に入隊し、物語が進んでいきます。
名言として、「駆逐してやる!!!この世から!巨人を!一匹残らず!!」があります。

エレンの父のグリシャ

グリシャは登場時こそ壁内人、エレンの父として描写されていますが、
実は諸事情により壁外から壁内に逃れてきた壁外人となります。
エレンの母であるカルラと壁内で結婚しますが、
実はエレンが生まれる以前に、
壁外で王家の血を引くダイナという女性と結婚しており、一児を設けています。
その子供が、物語中盤でマーレ軍の戦士長としてエレンの前に敵として登場するジークです。

ジーク

物語の中盤で登場するマーレ軍の戦士長です。
9つの巨人の力の一つ「獣」の巨人の能力をもっています。
父グリシャ・母ダイナの間で壁外で生まれ、実はエレンと異母兄弟という関係性になります。

異母兄弟の場合の相続について

今回の事例の関連人物が出揃ったのでここからが本題となりますが、
この事例の場合でグリシャの相続が発生したらどういう状態になるでしょうか。

まず結論をいうと、グリシャの遺産については、
エレンとジークにそれぞれ同等の相続権利が発生することになります。

仮に現配偶者であるエレンの母のカルラが生存していても、
法定相続分はエレン1・ジーク1・カルラ2という割合になるだけなので、
エレンとジークの割合は変わりません。
ただし、グリシャの前妻かつジークの実母であるダイナには相続権は発生しません。

結果だけを見ると「何だ、それだけのことか」と思うかもしれませんが、
ここで最も重要なポイントは、エレンにとっては
「全く面識のない兄であるジークに相続権が発生してしまう」ことです。

今まで連絡をとったこともなく、面識もない相続人がいる。。
皆さんだったらどうしますか?
どうやって連絡をとりますか??

相続の為の遺産分割協議が大変

実はこの部分が非常に難解な所で、作中でも描写がありましたが、
異母兄弟だった場合、
相続人間で面識がないことが少なくなく、遺産分割協議の難易度が非常に上がります。

相続人全員で行っていない遺産分割協議は無効なので、グリシャの遺産分割を行う場合は、
ジークへのコンタクトと意志確認は必須条件となります。

今まで存在すら知らなかった異母兄弟がいると、
どうやってコンタクトをとるかというところから考えなければいけないため、
ただでさえ人生でそう何度も対応するわけではない不慣れな相続手続きが非常にややこしくなってしまうため、
一般の方々が一番最初に躓く部分になり得るのです。

※余談ですが、異母兄弟だった場合、相続権は非嫡出子は嫡出子の半分でしたが、
民法が改正され、嫡出子も非嫡出子も同等の権利をもつことになりました。

最後に…相続のことならおまかせください

面識のない相続人(異母兄弟、行方不明者、遠い親戚など)がいると
単純な相続人間の手続きに比べ難易度がとても上がります。
手続き自体のやることは変わらないものの、コンタクトをとることが難しい相続人とどうやってコンタクトをとればいいのかが難しく、手続きをスムーズに進めることができず、最悪諦めざるを得ない場合もあるかもしれません。

名古屋相続相談所では、今回の事例のような異母兄弟間での相続手続きを完了させた実績・ノウハウが多々あります。
もし今回の事例のように、少しでもお心当たりのがある方は、一度ご相談にいらっしゃってみてはいかがでしょうか。
相談は無料なので、気軽にお越しいただければと思います。

スタッフ一同、皆様の悩みを
「一件残らず駆逐してやる!」つもりで対応させていただきます。

相談に対応する司法書士

7/17・18の相談会でお待ちしております

…それでは、
「進撃の巨人」内登場人物「エレン・グリシャ・ジーク」の関係に
見立てた相続手続き事例の紹介でした。

くれぐれも一部の相続人だけでの遺産分割協議はやめましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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