
遺言書が必要な人は誰?子どものいない夫婦や外国人が今すぐ準備すべき理由
- 相続手続き(遺産分割・預貯金・不動産)
- 2026/6/19
- 2026/6/18
帰化人や子供のいない夫婦の遺言書の重要性をプロが解説
「うちには大した財産はないから、遺言書なんて必要ない」「遺言書はもっと高齢になってから考えるもの」
そう思っていませんか?実は、遺言書がないために残された家族が最も苦労し、トラブルに発展しやすいのは、ごく普通の家庭や、特定のライフステージ・背景を持つ方々なのです。特に「子どものいない夫婦」「外国籍の方」「日本に帰化された方」は、遺言書がない場合、一般的な相続手続きに比べて何倍も複雑なトラブルに巻き込まれるリスクを抱えています。
本記事では、遺言書を絶対にのこした方がいい人の条件と、その理由について、分かりやすく解説します。
なぜ必要?遺言書をのこすべき人とその重要性
遺言書がないとどうなる?一般的な法定相続の仕組み
亡くなった方が遺言書を遺していなかった場合、その遺産は法律で定められた「法定相続人」全員でどう分けるかを話し合う必要があります。これを「遺産分割協議」と呼びます。
この遺産分割協議は、原則として相続人「全員」の合意がなければ成立しません。一人でも反対する人がいたり、連絡が取れない人がいたりすると、銀行口座の解約も不動産の名義変更も一切できなくなってしまいます。つまり、遺言書がないということは、「残された家族全員が話し合って、全員が納得する答えを自力で出さなければならない」という重い負担を強いることになるのです。
相続手続きをスムーズにし家族を守る遺言書のメリット
遺言書をのこしておく最大のメリットは、この「遺産分割協議をスキップできること」にあります。亡くなった方の明確な意思(遺言書)があれば、そこに書かれた通りに財産を分けることができるため、残された家族が話し合いで揉めることがなくなります。
また、相続人全員の署名や実印、印鑑証明書を集める必要がなくなるため、銀行の払い戻しや不動産の登記手続きが非常にスムーズになります。遺言書は、単に「誰に何をあげるか」を決めるだけでなく、大切な家族を面倒な手続きと精神的ストレスから守るための「お守り」なのです。

遺言書には厳格な法的ルール(署名・押印など)があり、不備があると無効になるリスクも。確実な遺言書作成は名古屋相続相談所へご相談ください。
【ケース別】遺言書を絶対にのこした方がいい人
「子どものいない夫婦」は配偶者と義理の父母・兄弟で揉めるリスク大
「子どもがいないから、自分が死んだら全財産が妻(夫)にいくはず」という思い込みは非常に危険です。子どもがいない夫婦の場合、パートナーが亡くなると、配偶者だけでなく「亡くなった方の親」、親がすでに亡くなっている場合は「亡くなった方の兄弟姉妹(またはその子ども)」が法定相続人になります。
【よくあるトラブル例】 夫が亡くなり、長年二人で暮らした自宅(夫名義)に妻が住み続けようとしたところ、普段ほとんど交流のなかった夫の兄弟から「法律通りの割合で財産を分けてほしい」と要求され、自宅を売却せざるを得なくなった。
全財産を愛する配偶者に残したい場合は、「すべての財産を妻(夫)に相続させる」という遺言書があるだけで、こうした悲劇を100%防ぐことができます。兄弟姉妹には「遺留分(最低限保障される遺産の取り分)」がないため、遺言書の内容が絶対的な力を持ちます。
「外国人・帰化人」は母国の法律や戸籍の壁で手続きが複雑化しやすい
外国籍の方や、日本国籍を取得(帰化)された方は、一般的な日本人よりも相続手続きのハードルが格段に高くなります。
- 外国籍の方の場合: 日本の法律(通則法)により、相続は原則として「亡くなった方の本国法」が適用されます。日本にある不動産や預貯金をどう分けるべきか、母国の法律を調べ、現地の証明書を揃える必要があり、日本の銀行や法務局との交渉は困難を極めます。
- 帰化された方の場合: 現在は日本国籍であっても、相続手続きの際には「出生から現在にいたるまでのすべての戸籍・証明書」が必要です。つまり、母国にいた時代の出生証明書や家族関係証明書などを海外から取り寄せ、日本語に翻訳しなければなりません。
これらのケースでは、生前に日本の法律に基づいて確実な遺言書をのこしておくことで、残された家族が海外の複雑な書類集めに奔走するリスクを劇的に減らすことができます。
家族の未来を守るために、確実な一歩を
「子どものいない夫婦」の親族関係の調査や、「外国人・帰化人」の方の海外書類の取り寄せ・翻訳は、専門知識がない個人が行うには限界があります。せっかく家族を想って遺言書を書こうとしても、内容に形式的な不備があれば、その想いは届きません。
名古屋相続相談所は、相続の専門家として、あなたのご家庭の状況に合わせた最適な遺言書作成をトータルでサポートいたします。
「自分たちの場合はどんな準備が必要だろう?」と少しでも不安に思われたら、まずは一度、お気軽にご相談ください。大切なご家族の未来を守る一歩を、一緒に踏み出しましょう。
本記事の内容について、より詳細なアドバイスが必要な場合は、お気軽に名古屋相続相談所の無料相談をご利用ください。
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